ブランドコンセプトから導くストーリーをなぞったデザイン設計

はじまりの想い


復興を願い、熊本の美味しさを全国に届ける取り組みがスタート

九州は熊本県、「春雨」の会社として全国でも名の知られる西日本食品工業株式会社の長田社長が
熊本復興を願い、社外アイデア企画室株式会社との協業にて、1つのプロジェクトをスタートさせました。

熊本産の食材を全国で届けるためのD2Cブランド
「くまもと美食王」

社外アイデア企画室が持つ2000人のコミュニティで、商品開発〜ネーミング、
デザイン等を開発する取り組みが行われました。

IMAGE MOVIE

DESIGN CONCEPT

デザインのストーリー

「お取り寄せグルメ」についてリサーチしたところ、
サービスを利用されるお客様の要望として、下記の意見が多いことがわかりました。

  • 週末に少し贅沢をしたい
  • 非日常を味わいたい
  • ご当地のものを食べて旅行気分を味わいたい

また、お取り寄せグルメの一番の利用層が30代〜50代女性の比較的、経済的に余裕のある層、ということでした。

そこからデザインコンセプトを「週末のプチ贅沢熊本グルメ」とし、スーパーなどの量販店に並ぶ鍋スープよりも、特別感・高品質感を連想できる配色を設定。

しかしながら、「プチ」贅沢であることや、その後の取扱店舗の広がりに配慮し、手に取りやすいイメージも維持。バランスを取りながらのデザインだしとなりました。

LOGO DESIGN
ロゴデザイン

コンセプトは、くまもとグルメ旅行

 

旅先でよく見かける「ご当地スタンプ」をイメージしてシンボルマークを作成。

その場所に行ったという証のご当地スタンプを、お取り寄せグルメをすることで、手に入れることができる、というストーリーをイメージ。
また、このスタンプが付いているものは「熊本の食材をふんだんに使った食品です」
という証になると良いなと考えました。
1. シンボルマーク単体でも使用できるよう「熊本らしさ」が認識できるようデザイン
2. ロゴタイプに関しては、女性を意識し、やわらかさを出すことを意識。
美食王の名前の由来となっているコンセプトが視覚的にもわかりやすいように
作成しました。

 

PAKAGE DESIGN
パッケージデザイン

くまもとらしさを全面に、週末のプチ贅沢ごはん

 

表面については、鍋自体のネーミングよりも「熊本の鍋であること」が一番最初にわかるよう、「熊本美人鍋」を上に配置し、そのシリーズの鍋の味を下に配置しました。

県を挙げて取り組んでいる「くまもとの赤」とも協賛できないか、ということで、全面赤でデザインするということも試案しましたが、今後シリーズとして4種の味が出るということで、その全てを赤統一にするよりは、各味にそれぞれの色を割り振り、差し色を赤を使用し、統一感を演出しながら、新発売による目新しさを意識しました。

CATALOG DESIGN
カタログデザイン

CLIENT

西日本食品工業株式会社様

GENRE

食品・飲食店

AREA

熊本県

TIME

2020

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